日本の漫画・アニメを育てたのは俺たちだ!~団塊・アラフィフのための漫画再考

日本の漫画・アニメを育てたのは俺たちだ!~団塊・アラフィフのための漫画再考

日本の漫画・アニメを育てたのは俺たちだ!~団塊・アラフィフのための漫画再考今や日本を代表するサブカルチャーとして、マンガ・アニメは国際的にも認められています。「たかがマンガ」が「文化」の地位にまで押し上げられたのは、手塚治虫の存在なしではあり得なかったことでしょう。

とはいっても、手塚先生のお力だけではありません。読者・視聴者あってこそ、です。日本のマンガ・アニメの礎を築いたのは、戦後から昭和30年代に生まれた子供たちと言えるでしょう。団塊世代~アラフィフまでが育てたといっても過言ではありません。

マンガは子供たちの教科書でした

「鉄腕アトム」に始まり、「鉄人28号」「ビッグX」と続いた科学もの。「スーパージェッター」「宇宙少年ソラン」など、未来や宇宙の話。マンガは科学への興味を育ててくれました。我が国の科学振興の一助になったのかも知れません。

やがて、「オバケのQ太郎」「パーマン」ではヒーローたちが普通の家庭に入り、身近になります。「もしかすると自分もヒーローになれるかも知れない」という幻想を抱かせてくれました。「アニマル1」や「巨人の星」で始まったスポーツ根性ものは、スポーツの厳しさと同時にかっこよさや面白さを見せています。

「リボンの騎士」は女の子もヒーローになれるということを示した画期的な作品。以降、「秘密のアッコちゃん」「アタックNO.1」などが登場して、女の子が自立し個性を磨く模範となりました。

「男一匹ガキ大将」や「タイガーマスク」は貧しくても卑屈にならない生き方を示しましました。「おそ松くん」「いなかっぺ大将」「天才バカボン」などはユーモアやナンセンスの教科書です。

恋も教えてくれたマンガ

マンガは恋も教えてくれます。「巨人の星」では悲劇の看護師、「ルパン三世」ではセクシーな女泥棒。「エースをねらえ」ではヒロインの憧れる先輩。恋のお相手が登場します。

ドキドキしながら恋の成り行きをみつめ、男と女のあり方のモデルにしました。

マンガは人生のさまざまなことがらを教えてくれる教科書でした。正義感や根性を育み、夢を抱かせてくれました。それに夢中になった子供たちのエネルギーが礎となって、日本のサブカルチャーは発展してきたのでしょう。

還暦前後やアラフィフ世代は、自分たちの育てた文化に誇りを持つべきです。今一度振り返り、あの頃の漫画を読み直して勇気と希望、未来への信頼を取り戻してはいかがでしょうか。どんなマンガがあったのか再考しつつ、古い漫画の手に入れ方もお伝えします。