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妖怪といえばこれ!墓場鬼太郎で妖怪たちを身近に感じる

墓場鬼太郎 近年でも妖怪を題材にしたアニメや漫画が大ヒットしているように、日本では定番のジャンルとなっていますね。ですが、アラフィフ世代にとって妖怪ものといえば、始祖ともいえるあの作品をさておいて語ることはできません。

『ゲゲゲの鬼太郎』は妖怪作品のパイオニアとして歴史に残っていますが、実はその鬼太郎の漫画にもさらに原案的なものが存在していたのは、覚えていますか?『墓場鬼太郎』という作品には、今の子供が知らない妖怪の姿が記録されています。

墓場鬼太郎って何者?ゲゲゲの鬼太郎との違い

さて、墓場鬼太郎という人物(妖怪?)については覚えているでしょうか?ゲゲゲの鬼太郎が大ヒットして以来、鬼太郎といえば『悪い妖怪から人間を守ってくれるヒーロー』なのですが、墓場鬼太郎は全く異なっています。

墓場鬼太郎は、はっきりいえばヒーローではありません。お金に汚い上に腹黒い発言が多く、どちらかといえば「鬼太郎こそ悪い妖怪では?」と思うかもしれません。

現に、この鬼太郎に関わったおかげで破滅してしまう人間も存在しており、ゲゲゲの鬼太郎とは全く話の流れが異なると言っても良いでしょう。 それに加えて妖怪ものらしいおどろおどろしいタッチで描かれた作風もあり、当時の子供たちは彼をヒーローなんて思わなかったでしょう。

年齢を重ねて気付く墓場鬼太郎の魅力とは?

ですが、墓場鬼太郎という存在をアラフィフになった今、もう一度深く観察してみましょう。するとあら不思議、「この鬼太郎はこれで十分面白いし魅力的だ」と思う人も多いです。

墓場鬼太郎はとても欲望に正直であり、妖怪でありながらも現実に存在する人間を思わせるような、リアリティのある性格となっています。年齢を重ねるほど「完璧超人なんていない」と気付くので、むしろ彼のような存在のほうが受け入れやすいと思うでしょう。

結果として、墓場鬼太郎というのは『人間臭い』妖怪であることから、ゲゲゲの鬼太郎とは違った魅力を内包していたといえます。 もちろん、その後のヒーローな鬼太郎に通じる部分もないわけではなく、この作品が生まれなかったら彼にも会えずじまいだったのは、想像に難くありませんね。

それにどっちつかずな主人公よりも、墓場鬼太郎のように暗黒面に振り切ったキャラクターのほうが、一周回ってコメディのように感じられて面白いという意見すらあります。 なんにせよ、ゲゲゲの鬼太郎とは違った魅力がこの作品には存在しており、アラフィフならむしろ墓場鬼太郎のほうが面白いという意見も多いことでしょう。

復刻版も電子書籍版も豊富な墓場鬼太郎

墓場鬼太郎は大昔といってもよいくらいの古い漫画ですが、ゲゲゲの鬼太郎が人気になったこともあって、復刻版や電子書籍版が多数販売されています。

通販大手のAmazonでは文庫本と電子書籍の双方が取り扱われていますので、好きなほうを手にとって読むことができるでしょう。アラフィフならその財力を活かして一気読みすることも簡単なので、子供の時にはできなかった読み方をしてもよいですね。

墓場鬼太郎の、現代でいえば妖怪ものともなんともいえない、絶妙な面白さをぜひ体感してください。古くともよいものはいつまでも同じだと、アラフィフになって再度気付かされることでしょう。