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大人のアニメ『ルパン三世』

ルパン三世 今は低年齢層にあわせたイメージに変わってきた『ルパン三世』ですが、団塊世代・アラフィフの方が見ていた昔の『ルパン三世』はもっと大人のニオイがするアニメでした。個性的なキャラクターもとっても魅力的です。もう一度あの頃を振り返ってみましょう。

ルパンの仲間たち

ルパンの相棒『次元大介』はリボルバー式の銃"S&W M19コンバット・マグナム"を愛用する殺し屋。ルパンの幼馴染です。三枚目のルパンとは打って変わって、とてもクールで今ほど話もしませんでした。

いつもスーツを着ているのは、今も昔も変わりませんが帽子はもっと深くかぶっていて、最近のように目が見えることは、ほとんどありませんでした。今よりも、ずっと渋いイメージでした。

「またつまらない物を斬ってしまった」の決めゼリフと日本刀"斬鉄剣"を持つ『石川五ェ門』。最初はルパンの命を狙う敵でした。安土桃山時代の大盗賊、"石川五右衛門"の第十三代目の末裔で居合いの達人。名前もはじめは"五ェ門"ではなく、当初は"五右ェ門"でした。

次元とは違い、割と単独行動で、女性には全く興味がありません。そして、今とは違い目は鋭くもっと神経質な顔立ちでした。

銭形警部とルパンの仲

銭形平次の子孫で、ルパンを必ず自分の手で逮捕すると心に誓っているおなじみの刑事です。敵同士のはずなのに、何故かお互い憎みきれない思いがあるようで、その関係が笑いを誘います。

一度、ルパンを逮捕したことがありますが、その時も元気が無くなかなか脱走しないルパンを、気遣う様子が笑いを誘いました。また、ルパンが死んだと勘違いしたときは、ショックを受けて力を落とす場面などがあり、ルパンへの愛すら感じるシーンでした。

原作は大人のための漫画

原作は、1967年~1969年にモンキー・パンチが、"WEEKLY漫画アクション"という大人向けの雑誌に連載していたものです。ハードボイルドなアクション系の漫画で、性的描写も頻繁に使われていました。アニメのように、コミカルなシーンが無いのには、驚きですね。

1971年にアニメ化されましたが、大人向けの作品の雰囲気のままだったので、あまり視聴率が伸びず打ち切られます。その後、何度も再放送されその度に人気が上がっていったのです。

このように、団塊・アラフィフ世代が愛する『ルパン三世』は、今のような対象年齢を下げられる前の大人の物語なのです。だからこそ、胸に強烈に残っているのかもしれません。今とは少し違った昔のルパンを、懐かしく思う方も多いのではないでしょうか。