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『はじめ人間ギャートルズ』から学ぶ

はじめ人間ギャートルズ 架空の原始時代を舞台にしたギャグ漫画、テレビアニメにもなった『はじめ人間ギャートルズ』には今でも改めて考えさせられるメッセージがありました。大人になったあなたは、何を感じ取りますか?原作もありますが、今回はアニメのお話です。

ストーリー

架空の原始時代、広大な大自然の中に生きるクロマニョン人の少年ゴンの家族の物語です。家族はゴンの父ちゃん、母ちゃん、いつも母ちゃんのワンピースの中にいる3人の赤ん坊(弟たち)、そして仲良しのゴリラのドテチン。

原始時代の設定なのですが、何故か貨幣経済が浸透していて、巨大な石の硬貨をゴロゴロ運んでいるシーンがよくありました。また、マンモスが現れると父ちゃんや男たちは狩りに出ます。狩りが失敗し、手ぶらで帰ると母ちゃんに酷く叱られるなど、今の夫婦関係と似ています。

いろんな衝撃を与えた

マンモスの輪切りの大きな肉や、骨付きの肉はとても美味しそうでした。あの形の、骨付きの肉に憧れている人は多いのではないでしょうか。父ちゃんが好んで飲んでいた猿酒も、本当に美味しそうでしたね。

叫んだ言葉が、大きな文字の形の石になるシーンや、マンモスに踏まれると、人間がペラペラになっている場面など、新しい衝撃でした。また、エンディングテーマの『やつらの足音のバラード』も名曲として語り継がれています。「なんにも無い大地にただ風が吹いてた」という歌詞は胸に残りました。

最終回に残されたメッセージ

最終回のストーリーを覚えているでしょうか。ゴンたちの集落にひょっこり、『文明』と言う名の男が現れます。獣の骨でできた兜らしきものを、頭にかぶり、服装も皮一枚のゴンたちとは違い、毛皮のマントのようなものを着て立派です。

そして、「自分に従えば"収穫"を教える」と言うのです。父ちゃんたちは狩りで生きているので、農耕の収穫を知りません。『文明』はどんどん集落で敬われていきます。

そんなとき、マンモスの大群が現れます。『文明』は恐怖ですくんで、何もできずにいましたが、父ちゃんら男たちは、いつもどおりマンモスを仕留めに行きます。

その様子を見て長老が「男たちは皆マンモスの群れに勇敢に向かって行ったぞ!何にもせん臆病者は文明、お前だけじゃ!」と言い放ちます。

そしてラストシーンは、仕留めたマンモスの上にドカッと座った父ちゃんが「これが本当の収穫だ!」と叫ぶのです。そして真っ赤な夕日が映り、エンディングテーマが流れます。

文明と、文明を知らない素朴さと・・・とても考えさせられる最終回です。大人になった今、『はじめ人間ギャートルズ』をもう一度見てみませんか。きっと、何か感じるものがあるでしょう。