TOP ▷▷ 科学者を育てたSFアニメ ▷▷ 科学忍者隊ガッチャマン

科学忍者隊ガッチャマン

科学忍者隊ガッチャマン5人の男女から成り立つ『科学忍者隊ガッチャマン』。初めての放送から、40年以上たったにも拘らず、実写映画化されるなど、その人気は衰えることを知りません。なぜ『科学忍者隊ガッチャマン』はそんなに人気があるのでしょうか?その謎を探ってみましょう。

登場人物の背景がしっかりある

『科学忍者隊ガッチャマン』の魅力の一つに、登場人物の背景やエピソードがあります。一人一人にとても細やかに設定されていて、そこに哀愁さえ感じるのです。そのため個人の魅力が際立ち、視聴者の心をひきつけました。それをここで、紹介していきましょう。

主人公の『大鷲の健』は18歳で科学忍者隊のリーダーです。実は"ガッチャマン"とは科学忍者隊5人に対しての名称ではなく、この『大鷲の健』のことなのです。普段の生活はテストパイロットをしており、父親が残した小型飛行場の事務所に住んでいます。あまり、金銭的に裕福ではなくメンバーのジュンが経営する喫茶店で、ツケで飲食しては、厳しく請求されるなんてオチャメなことも。

皮肉屋でたびたび、健と衝突する『コンドルのジョー』。科学忍者隊のサブリーダーです。なんと、彼は18歳の若さでレーサー。日系イタリア人で普段はキャンピングトレーラーで寝泊りしています。彼は敵のギャラクターの幹部の子供として生まれましたが、両親は組織を裏切り殺害されてしまいます。

ジョーは、科学忍者隊の生みの親、南部博士に助けられメンバーになります。当時の記憶はなくしており、その後、ギャラクターとの戦いで頭を負傷。その怪我が元で余命10日を言い渡されます。そして一人で敵地本部へと向かって行くのです。

科学忍者隊の紅一点、『白鳥(しらとり)のジュン』はアメリカと日本のハーフで16歳。孤児院出身で普段は"喫茶・スナックJ"を経営していています。この自宅でもある店は、メンバーのたまり場でもあり、甚平も一緒に住んでいます。リーダーの健に恋心を抱いていますが、鈍感な健に気持ちを気づいてもらえないことが悩みです。

『燕(つばくろ)の甚平』、推定11歳。山をさまよっていたところをジュンに助けられ、同じ孤児院で育ちました。ジュンを姉のように慕い、料理が苦手なジュンに代わって"J"でウェイター兼料理担当として、一緒に暮らしています。

『みみずくの竜』は漁師の息子で17歳。メンバーの中で唯一家族がいます。そのため、南部博士は、竜をできるだけ戦闘に直接加わらないように配慮しています。そのことに文句を言っていますが、居眠りして戦いに行けなかったなどドジな面も。ゴッドフェニックスの機長でもあります。

敵も魅力的

敵ギャラクターの首領『ベルク・カッツェ』はとても強烈なキャラクターです。特技は変装・変身で女性になれること。なぜなら彼は男女の双子として生まれるはずが、総裁Xによって二体が融合され、雄雌同体のミュータントとして産まれてきたのです。

自分の意思で性別を変えることができ、IQ280と脅威の頭脳を持っていますが性格はヒステリックでコミカルさもあり、その独特なキャラクターは敵ながら視聴者に人気がありました。

このように、個人のエピソードがしっかり組み込まれていたのです。キャラクターの過去の影響から来る、心の動きまでもが描かれています。視聴者が感情移入できることが、長年愛されている理由の一つでもあるのです。