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時代を代表する漫画と時代を超えたマンガ

時代を代表する漫画 名作マンガの中には「時代を代表するマンガ」と「時代を超えたマンガ」というものがあるのではないでしょうか?

小説や映画、ドラマ、音楽の世界でも同じでしょう。大ヒットし、初めて観たとき聴いたときには感動で心が震えた作品の中に、今観なおし聴きなおしてみても、全然感動できないものがあります。今でも素晴らしいと、あの時の感動のままだと、評価できるものもあります。感動できるものの中には、次の世代に伝えても理解できないものと、理解してもらえるものがあります。

一時のブームではやっただけのもの、時代をうまくとらえ心を打った感動作、人間の普遍的な心象に触れしみ込んだ感動作。そんなマンガを育ててきたのも、団塊、アラフィス世代です。

時代を代表するマンガ

例えば「巨人の星」は、60年代のマンガの中でも傑作中の傑作。あらゆるスポコンものの基礎となった作品であり、これがなかったら日本のスポーツものは、ずっとチープなものになっていたと思われるほどの作品です。文句のつけようのない名作ですが、今の子供たちが読めるのか、といえば疑問です。

アタックNo.1もそうです。けなげな少女の一所懸命がんばる姿は心を打つ作品ですが、今の時代ではヒットしないでしょう。

60年代、70年代という時代にはマッチしていましたが、現代にはあいません。子どもたちが今読んでも、昔の子供たちのような感動を覚えることはないでしょう。その意味では「時代を代表するマンガ」と言えるのではないでしょうか。

時代を超えたマンガ

一方で、時代をとらえていたと言えなくもないけれど、時代とはあまり関係のない、普遍的なマンガもあります。「サザエさん」「ルパン3世」「ドラえもん」などです。スポコンものなら「キャプテン」、歴史ものなら「ベルサイユのばら」なども。

強烈な感動作というよりも、きちんとしたプロットの上に手堅く描かれた作品が多いです。「ドラえもん」も連載開始当初から人気だったわけではありません。じわりじわりと広がって、今や日本を代表するアニメの一つに成長しました。作者の真面目な取り組みが伝わる作風が、時代を超える要素を加えたのかもしれません。

いずれの作品も時流にはのっていません。普遍的なテーマを扱い、どの時代の子供にも受け入れられる要素をもっています。 50年後、100年後も読み継がれる可能性の高い名作たちです。ぜひもう一度読み返し、孫ができたら読んであげましょう。