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母親のために三千里もの旅をした少年

母親 古来より、父親よりも母親のほうが、子供から愛されることが多いですよね。やはり母親はお腹の中で子供を育てており、出産の痛みに耐えながら我が子を迎えますので、子供も本能的に慕うのは当然のことでしょう。

ゆえに母親と離れ離れになってしまうと、子供は必死に探しにいこうとします。それは『母をたずねて三千里』というアニメでも同じで、このアニメを見てから「もっと母親を大事にしよう…」と思ったアラフィフ世代も多いのではないでしょうか?

母親のために旅に出る少年の物語

母をたずねて三千里というアニメは、タイトルの通り、主人公であるマルコがある日遠くにいってしまった母親を探しにいく物語です。世界名作劇場では子供が過酷な目に遭うことも多いですが、この作品でも決して楽な道のりではありません。

なお、マルコにはきちんと父親もいるのですが、父親は貧しい人のために診療所を経営しており、結果として母親が遠くに出稼ぎにいくことになります。マルコはそんな父親を当初は良くは思わず、喧嘩したことが旅に出る理由となりました。

感謝の気持ちが大切だと伝わるアニメーション

このアニメの基本的な流れは、『マルコが旅先で危機に陥る毎に誰かに助けてもらい、感謝の気持ちを大事にしながら目的地に向かう』というものです。

こうした流れもこのアニメが名作と称されるゆえんで、『人に優しくしてもらったら感謝し、自分も誰かに優しくしてあげよう』ということを伝えてくれる、当時の子供たちへの教育面でも非常に良い影響がある内容でした。

実際に、マルコはただ単に助けられるだけでなく、誰かを助けることで道が開けたこともあります。情けは人のためならず、ということわざがありますが、まさにそれが学べるアニメだったのです。

父親はどうあるべきかを教えてくれた

最終的にマルコは無事に母親と再会し、一緒に家に戻ることができます。母に会うための旅で出会った人たちに感謝しながら帰路につくのですが、実は父親も最終話では重要な存在として描かれています。

というのも、帰宅した際にマルコが「お父さんが旅にいかせてくれた」と父親に感謝するのです。当初は喧嘩別れのような形だったのに、この一言に驚いた人もいるでしょう。

アラフィフ、そして父親になれば分かるかもしれませんが、昔から日本の家庭像というのは『父親が試練を与え、母親がそれを超えた子供を褒める』という内容でした。

マルコは長い旅の中で、多くの人に背中を教えてもらえたおかげで大きく成長し、父親がいたから母が苦労したのではなく、父のおかげで自分は大切な人たちに出会うことができた…そう考えられるようになったのでしょう。

そう考えてみると、母をたずねて三千里というアニメは、両親と子供のあるべき関係を描いた大作だったともいえるでしょう。

まとめて見られる総集編もあります!

世界名作劇場はこの『母をたずねて三千里』以外にもたくさんあり、それらは20年間に渡って放送されていました。そして時代が変わっても支持されていることもあり、すべてをまとめた総集編DVDも販売されています。

もちろん母をたずねて三千里単体のDVDもありますので、懐かしさに浸りたいのなら是非購入を検討してみましょう。名作というのは、時代も世代も超えて愛されています。