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親子の絆と根性をおしえてくれた大傑作

親子の絆と根性をおしえてくれた大傑作スポーツ根性ものの第一人者は梶原一騎。数々の名作の原作者です。梶原作品がなければ、日本のスポ根ものはこれほどまでに栄えなかったといっても過言ではないでしょう。「夕やけ番長」「ジャイアント台風」「タイガーマスク」「赤き血のイレブン」「侍ジャイアンツ」「あしたのジョー」「キックの鬼」「柔道一直線」などなど。数え上げたらキリがありません。

彼は野球、プロレス、柔道、キックボクシング、サッカーなどいろんなスポーツを題材にしています。「必殺技」「魔球」といったワザの考案についてもバラエティ豊富です。貧困、憎悪、親子愛、家族愛、友情、善と悪など背景とするテーマも重厚。スポーツマンガの基本パターンを確立しました。

中でも、「巨人の星」は梶原作品の代表作と言えるでしょう。ぜひ、もう一度読みたいマンガです。

野球の全てを星飛雄馬から学びました

1966年から「週刊少年マガジン」に連載され、テレビアニメ化もされました。元巨人軍選手の父一徹から、野球の英才教育を受けた息子飛雄馬の物語。速球投手としての力をつけるための、「大リーグボール養成ギブス」という装置が画期的です。幼少期からこのマシーンを体に取り付けて飛雄馬は日常生活を送ります。それによって、「針の穴をも通す」コントロールと剛速球を身につけます。

ライバルとして、大金持ちの息子で天才バッターの花形満、貧乏子沢山の長男で努力家の左門豊作が登場。宿命のライバルふたりとの対決が見所となります。一方で、スパルタコーチの父星一徹も、相手チームのコーチとして飛雄馬に挑戦。野球ロボットのオズマ、親友の伴宙太を対決相手として育てます。男の厳しい戦いの連続がこの物語の核心です。

その後我が国にブームを巻き起こすことになる「魔球」は、このマンガが発明したものです。父一徹が選手時代に考案した「魔送球」。飛雄馬が考案した「大リーグボール1号、2号、3号」。いずれも、現代においてはチープな感じのするネーミングですが、当時は全く違和感などありませんでした。

魔球の理論にしても、現実にはとてもありえないめちゃくちゃな理屈でできていましたが、おかしいとは誰も感じませんでした。「巨人の星」がやることなら、どんなことでも文句はつけられない、という程のカリスマ性のある作品でした。

世界に誇れるスポーツ根性ものの代表作、「巨人の星」をぜひもう一度読んでみましょう。泣けること間違いなしです。

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